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黒のアサシン 基礎データ MAXHP 7700 DEF 200 MAXTP 300 AVD 5 ATK 418 MEN 500 HIT 299 MDF 280 CRT 1 AGL 70 ATKWT 500 MOV 100 EXP 1920 DEAR 3000 SUP.EXP 40 エレメンタル攻性 火 0 光 0 水 0 闇 0 風 0 天 0 土 0 破 0 エレメンタル耐性 火 100 光 100 水 100 闇 200 風 100 天 100 土 100 破 100 不利状態追加 即死 0 スロウ 10 石化 0 視野 10 毒 20 忘却 10 病気 0 狂乱 0 麻痺 0 メラ 0 不利状態耐性 即死 100 スロウ 100 石化 100 視野 100 毒 100 忘却 100 病気 100 狂乱 100 麻痺 100 メラ 100 行動 ノーマルアタック ポイゾナスブレイド (単体ダメージ+毒) ダークネスハーツ (全体ダメージ+視野狭窄) ダークネス (Lv1魔法 単体or全体ダメージ) マインドシャドウ (Lv4魔法 全体忘却 AC闇) 攻略例 まず黒翼の怪物×3を2連戦した後、黒のアサシン+黒翼の怪物×2と戦うことになる。 ヴェーネに攻撃魔法レベル1を装備させるとよい。 1st&2nd.黒翼の怪物×3 黒のアサシン曰く『頼もしいペット』らしいが、クリティカルヒットが連続しなければ負けることはないだろう。 不利状態も有効だが、ブライトネスで削ったほうが早い。 連戦になるため、サプリメントのオートフィル機能は忘れずにONにしておこう。 3rd.黒のアサシン+黒翼の怪物×2 まずは黒翼の怪物を先に始末すること。 黒のアサシンは様々な不利状態を仕掛けてくるため、対応する回復アイテムを準備しておくと楽になるが、自然治癒するまで待ってもよい。 その場合は、忘却によって回復手段が無くなってしまうことを防ぐために、回復役を二人以上用意しておくこと。 マインドシャドウはブライトネスで光FEを出し続けておけば阻止できる。 上記に気をつければ、ノーアイテムでも十分対処できるだろう。
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廃墟と墓地が並ぶ、不気味な雰囲気を漂わせる場所 この島の北西にあるホーンテッド・ヒルズにも参加者はいる。 「これが因果応報って奴か。」 西側の廃墟の階段に腰掛けながら、 立派なリーゼントを整える一人の男性。 鍛えられた肉体は服越しでも十分すぎるほど伝わる。 彼は殺し屋集団『ナイトレイド』の一人、ブラート。 帝具と言ったとんでも技術が確立する世界でもあり、 だからこの状況にもさほど困惑することはなかった。 とは言え、気になるところは一つあるのだが。 「問題は…俺をどうやって生き返らせたかだな。」 ブラートは既に死んだ身だ。船上で嘗ての上官との死闘の末に。 死者を蘇らせる帝具が存在する? 否、それはあり得ない。 タツミが友の復活の希望を見出した時もきっぱりと否定した。 あるのなら、そもそも始皇帝が生きながらえてるのだから。 命は一つだけ…だからこそ大事にしている。 「ま、普通に地獄と思うのが普通だよな。」 櫛をしまい、決まったリーゼントを撫でるブラート。 腐敗した帝国を早く終わらせるべく武器を取ったが、 究極のところナイトレイドがしてたのは、ただの人殺し。 天国に行けるような高尚な身ではない自覚はあったし、 いつかは報いを受けると覚悟もして、現に死んでいる。 だが、死んでも殺し殺されの関係を要求されるとは。 地獄の沙汰も金次第ならぬ地獄の沙汰も殺し合い次第らしい。 「後のことはタツミなら心配はいらねえが…どうするか。」 弟分のタツミに全てを託したのに生き返って戻るってのは、 男らしくないのもあるし、自分以上に生き返りたがってる人もいる筈。 帝国に理不尽を受けたのは自分に限らず大勢いるだろう。 自分が生き返るよりは、そういう人達に譲ってあげたくもある。 「となれば、俺のやることは変わらずだな。」 とは言え此処が地獄の時点でそうはいない筈。 寧ろ、優勝の為に弱者を虐げる悪党も必ずいる。 つまるところ、目的はいつも通り『悪を斬る』と言うことだ。 インクルシオはないが、百人以上を一人で切り伏せた実績もある。 武器さえあればどうとでもなるので、適当に支給品を漁っていく。 「お、これは使えそうだな。」 出てきたのは白の長剣と黒の長剣。 インクルシオの鍵は長剣である以上、ブラートも扱っている。 予備もあると言うのは非常に助かり、白い方を構えて軽く振るう。 熟練の戦士らしい剣捌きは、常人ではとても見切れない。 「大剣ってわけでもないが、すぐになれそうだ。」 十分に使いこなせるとわかると、 残ったもう一本はしまった後に動き出す。 目的は決めてない。近くの街から誰かと接触しよう。 少し軽いノリで彼は歩みだした。 ほんのちょっぴりだけ期待してることがある。 もしかしたら、先立った嘗ての仲間…シェーレはいるのだろうかと。 最悪ここでもリヴァ将軍と戦うことになるのだろうかと言う不安もあるが。 「地獄ってのも、案外俗っぽいことをするんだな。」 ブラートのいたところから離れた崖に佇む、 蜘蛛の巣の糸のようなラインが施されたスーツの男が一人。 今の状況下については、彼と同じぐらい冷静な状態だ。 当然と言えば当然だ。彼の名前はプロシュート。 イタリアのギャングにしてスタンド使いなのだから。 特にプロシュートは暗殺チームに所属しており、 空間に関するスタンド能力は身内にもいるため身近な存在だ。 「優勝すれば何でも…か。」 そんな美味しい話あるわけねえだろ。 と一蹴したいが、そもそも彼も既に死んでいる身。 死人に口なし…何もできないよりかはマシではあるだろうし、 報酬も本物であれば、ボスからのなけなしの金よりはずっと大きい。 それが本物と言う確証、本当に叶えてくれるのかという保障。 この二つが確約できれば動き出すべきかと考えている。 お互い地獄の民。殺して殺された連中のたまり場。 だったら既に覚悟はできてると言うことに他ならない。 もっとも、あくまで確実だと分かればの話。 分かるまでは必要な行動は取らないでおく。 確かな情報なしに動いて徒労に終わってた可能性は、 列車に乗り込む際にあったかもしれない状況だからだ。 あの時は余裕がなかったから勢いで行動したが、 今は冷静だ。此処では余裕を持って行動する。 「ついでだ…探すとするか。」 此処は死者が集う最期の場所。 となれば、いるはずだ───ペッシが。 確かにペッシは成長した。あの短時間で、 あれほど覚悟を決めて戦ったのは褒めたくもある。 『オレはもう死ぬんだぜ…何やったって損はねえ…だろ? オメーの心に部下を失ったという『絶望』を残してくたばれるんなら…オレは喜んでやるぜ…』 だが最後の最後だけは許せなかった。 トリッシュを出したまでは別にいい。それが正しい。 だが、最期はチームの為じゃなくてただの憂さ晴らし。 それだけの為に亀を投げ捨てようとしていた。 列車から這い出てでも言ってやりたかったが、 それも叶うことなく途中で力尽きて今に至る。 もっと言えば、亀を持っていたこと自体がおかしくもある。 ブチャラティに襲われた時も亀の連中を優先するように言ったはず。 自分が落とされた時点でもう助かる見込みはなかったのだ。 チームが栄光を掴めればそれでよかった彼にとって、死を恐れない。 なのに、ペッシは亀を持っていた…列車を止める前に始末できたはずだ。 これが何を意味するか。つまりプロシュートのことを優先したということ。 もう助からないとペッシも分かっていたはず…それでも列車を止めてしまった。 心の弱さが問題なんだと指摘したのに、自分への依存…心の弱さが直結している。 あの時は激励の言葉を呟いたし嘘ではないが、同時に忘れてはならない。 チームではなく私欲を優先したペッシには、一発殴っただけでは気が済まない。 (俺自身も過保護だった気はするが。) 私欲を優先してしまったのは、 自分の存在がペッシにとって大きすぎたのもある。 全てがペッシのせいかと言われると、そうとも言い切れない。 その辺の反省も踏まえて、改めてペッシに出会うとしよう。 それに、もしかしたら他のメンバー…二年前のソルベとジェラートは怪しくとも 一日の間でなくなったホルマジオとイルーゾォ辺りはいるかもしれない。 合流出来たらできたでどうするかは、今は考えてないが。 (列車の時とは違う。こういうのにも頼る必要があるな。) 彼のスタンドは狭い場所で逃げられないときほど効果が発揮できる。 だが此処はどう見ても広い。この先閉所での戦いは少なくなるはず。 スタンド能力が頼れるのは接近戦か長期戦の二択になるだろう。 だから、支給品の中に紛れ込んでいた短機関銃。これを頼る必要がある。 スーツ姿に銃は、ある意味ギャングのテンプレートな姿だ。 ギャングが握る銃にしては、少し長物すぎるところもあるが。 「…」 プロシュートの位置からそこそこ離れた、 ホーンテッド・ヒルズにしては廃墟らしからぬ小屋。 そこにはヘルメットをかぶり、胸に七つの傷を持った男が寝転がる。 ヘルメットで顔を隠しているが、その奥の瞳は堅気の顔ではない。 実際にカタギではない。北斗神拳の伝承者争いに敗れた男、ジャギだ。 最早言う必要もないだろうが、彼も死人である。 ケンシロウにトキとラオウの存在を教えながら死んでいった身。 ならばケンシロウに恨みつらみがある彼を知る人なら誰もが乘ると思うだろう。 優勝、願い。これに縋るのがジャギ…だが、今の彼は違う。 「ハッ、勝手にやってろ。」 もうどうでもよかった。 奴は生きていようとどのみち地獄が目に見える。 今更優勝してケンシロウ以上の腕になれたとして、 ケンシロウの言葉を借りるならば、お前はもう死んでいる。 生き返りはしないんだから、この腕を誰にも見せられない。 では生き返るか? 生き返ったところで結局は実力不足。 上の兄に甘んじて日陰者としての未来しか待っていないだろう。 そんな結末しかないであろう世紀末に戻って何をすると? 何もない。 勝っても一体何の意味があるのか。此処での殺し合いで成長するのか。 しないだろう。そんなので済むのならあの世界でとうに成長している。 何よりも踏んだり蹴ったりの人生だ。願いなんてものもどうせ嘘だろ。 一つも願っても叶わなかった男が死んだ後も今度こそなんて、もう考えない。 「…」 雑に支給品を探ってみる。 出てきたのは歪んだ短剣…使えなくはないが得意でもない。 やはり運はない。優勝できるならいいものが引けるだろうに。 ショットガンでも引ければ多少はやる気が出ているのに。 「はぁ…」 溜め息を吐きながら、ジャギは短剣をしまう。 やっぱうまくいかねえ。いつもの俺らしくて笑えてくる。 とりあえず身を起こし、地図を広げてどこへ向かうかを決めておこう。 殺し合いは勝手にやってろだが、自決もあっさり殺されるのも癪だ。 一先ずは生存を目指して生き延びてみることにした。 墓所に集いし三人の死者。 各々はそれぞれの思いを胸に抱き、 このバトルロワイアルへと巻き込まれる。 【ブラート@アカメが斬る!】 [状態]:健康 [装備]:無銘勝利剣・光の方@Fateシリーズ [道具]:基本支給品、無銘勝利剣・闇の方@Fateシリーズ ランダム支給品×1(確認済)、櫛@アカメが斬る! [思考・状況]基本行動方針:悪党の優勝を避ける。話はそれから 1:シェーレや将軍はいるんだろうか。 [備考] ※参戦時期は死亡後からです。 ※この殺し合いを地獄に墜ちた人同士で行うものと思ってます。 【プロシュート@ジョジョの奇妙な冒険】 [状態]:ペッシに対する怒り(特大)、 [装備]:弾丸と銃@Fateシリーズ [道具]:基本支給品、ランダム支給品×1~2(確認済み) [思考・状況]基本行動方針:乗るかどうかは保留。 1:仲間がいるか調べてみる。 2:ペッシに出会ったときはとりあえずまず殴る。 [備考] ※参戦時期は死亡後からです。 ※この殺し合いを地獄に墜ちた人同士で行うものと思ってます。 ※スタンドの制限は現時点では不明です。 【ジャギ@北斗の拳】 [状態]:無気力、不信 [装備]:なし [道具]:基本支給品、ランダム支給品×1~2(未確認)、破戒すべき全ての符@Fateシリーズ [思考・状況]基本行動方針:どうでもいい。 1:好きにやっててくれ。 2:暫くは生き延びてやる。 [備考] ※参戦時期は死亡後から。 ※この殺し合いを地獄に墜ちた人同士で行うものと思ってます。 ※極悪ノ華は一応踏襲していませんが、 具体的なとこは語ってないので後付けできます。 実は、もう一人いる。 三人の姿を、辺りで一番高い建造物から眺める少女がいた。 ゴスロリの服に身を包み、マントにシルクハットはさながら怪盗と言うべきか。 しかし彼女は怪盗ではない。同時にまっとうな職業でもないのだが。 彼女―――アンジェはスパイだ。それも、スパイ養成所では成績はトップの。 アルビオン共和国の情報組織『コントロール』に属したスパイのエースだ。 (便利なものね。) 殆ど見えない夜間の中、周囲の参加者を見渡して一考する。 何十メートルと離れた相手を視認できるような驚異的な視力は彼女にはない。 彼女が額に着けている、緑の瞳が埋め込まれたバンダナがその理由だ。 五視万能スペクテッド。装着した者は五視と言う様々な効果を齎す帝具。 参加者の視認はそのうちの一つ『遠視』で、夜間でも霧でも関係なく見通せる。 説明書を見たとき本当かと訝ったが、使ってみればその効果は事実だった。 Cボールと言った非科学的なものに縁はあるので、適応は結構早い。 (でも全ては使えない。) 本来ならば相手の表情や思考を読み取る洞視、 筋肉の動きなどで攻撃を予測できる未来視等もある。 だが帝具には相性があり、使用者によっては十全な発揮はできない。 アンジェが明確に当てにできるのは今のところ遠視と透視の二つだけ。 思考を読み取る二つは本当に機能するかどうかどうかはまだ分からず、 幻視に至っては相手に使わなければ効果自体が不明だ。 現状ではこの二つだけでやりくりしていくほかないが、 少なくともこれだけでもアドバンテージがある。 情報戦はこの手の戦いにおいて極めて戦況を有利へと持ち込む。 これだけ多いと参加者同士での戦いが勃発する可能性がある。 その中で誰と手を組むべきか…そこを考えなければならない。 彼女は現状どうするべきかを決めかねていた。 願いをかなえる力は、おおよそあるとは確信はある。 仕事中の自分を何の脈絡もなく招くことができているのだから、 少なくとも自分たちの技術を超えたものを持っているのだろう。 ノルマンディー公もこの技術から関わっている線は薄いのも、 行動をそこまで消極的にしなくてもよくて地味にありがたい。 確かに願いはある。彼女…プリンセスを王女にしたいと言う願いを。 だが、それをこの屍の山で築いたもので叶えたいものではない。 手を汚すのを忌避するわけではない。スパイの仕事をしてる以上今更な話だ。 彼女が殺し合いに乗らないのは、それがプリンセスの行動を否定するからだ。 あの革命の時に入れ替わってから、彼女は自分が別人だと気づかれないように あらゆる方面においてプリンセスと偽る為に、血の滲む程の努力をして今に至る。 ただのスリが貴族として振舞えるように、誰の手も借りれず一人で戦い続けてきた。 誰よりも彼女を想うアンジェが、努力を全て否定するような願いを叶えはしない。 だからと言って優勝しないで脱出できる算段も不明だ。 そもそも、プリンセスが参加してる可能性だってある。 下手な行動をとってプリンセスに危害が及ぶことがあれば余計に。 リーゼント、スーツ、仮面の男がそれぞれどのような思考を持つのか。 スペクテッドがちゃんと発揮できないのがもどかしくもある。 仮にプリンセスがいないとしても、これまた悩む。 現状脱出の目処も可能性もこの広い地図の中から見つけるのは至難。 制限時間もいつまであるのかが、よく分かっているわけでもない。 この曖昧さを考えると、余り悠長なことは言ってられないだろう。 誰と手を組むかを、今のうちに決めなければならない。 実は彼女も気づいてないが、 この三人にとってアンジェは鍵になるやもしれない存在だ。 アンジェだけは三人と違って、死者の身ではないれっきとした生者。 生者が参加者として存在する。それはこの場にいる三人にとって極めて重要だ。 ブラートに出会えば、今も生きてる無辜の民も巻き添えの事実を知ることになる。 プロシュートに出会えば、自分が死者なのに蘇生する力があることが事実になる。 ジャギに出会えば、自分は生き返った存在だと証明することになる。 どれも彼らの行動方針を決定づけたり変える可能性が非常に高いのだ。 アンジェが選ぶ選択肢次第で、三人の死者の道を変えていく。 それがいい方向か悪い方向か。彼女が選んだ相手は─── 【アンジェ@プリンセス・プリンシパル】 [状態]:健康 [装備]:五視万能スペクテッド@アカメが斬る! [道具]:基本支給品、ランダム支給品×1~2(確認済み) [思考・状況]基本行動方針:生存 1:プリンセスの安否。ほかのメンバーもいる? 2:参加者の誰と接触するべきか…初対面相手に全員選ぶのは危険。 [備考] ※参戦時期は少なくともメンバー五人が揃ったCase7以降 またスパイとしての仕事中 【無銘勝利剣(ひみつカリバー)@Fateシリーズ】 アサシンの謎のヒロインXの宝具。光と闇の相反する属性らしい 身も蓋もないことを言ってしまうと、ライトセーバー 剣から噴き出るエネルギーをジェットエンジン代わりにして突撃できるが、 流石のブラートでも厳しいだろうし、そもそも一本しか使ってない 一応アルトリア特効はあると思うが、多分機能する相手が少ないと思う 【弾丸と銃@Fateシリーズ】 アサシンのエミヤがバレンタインに送る礼装 …とは言うが、ぶっちゃけると短機関銃とその予備の弾 弾の予備は多くはない 【破戒すべき全ての符(ルールブレイカー)@Fateシリーズ】 アサシン…のマスターだったキャスターメディアの宝具 あらゆる魔術を初期化すると言う魔術においては最強の宝具 人一人殺せないナマクラとは本人の言葉だが、普通に凶器レベルに切れる 【五視万能スペクテッド@アカメが斬る!】 首切りザンクが獄長から奪った、始皇帝が作り出した帝具 再現不可能なトンデモ技術が組み込まれた道具で、例にもれずオーバーテクノロジー 額に装備することで五視の効果を齎し、環境の関係なしに遠くが見える遠視、 相手の表情や思考を読み取る洞視、筋肉の動きなどで攻撃を予測できる未来視、 衣服を透かす透視、相手が最も愛するものの姿を浮かび上がらせる幻視の五つを持つ ただし帝具の適正(ブラート曰く第一印象)が存在しており、 彼女の場合は洞視、未来視、幻視の三つは正確性がない状態になる ただタツミと違って眩暈を起こすほどのものではない このSSが面白かったなら……\ポチッと/ 感想/ 名前 コメント すべてのコメントを見る
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フォーチュンレディ・ファイリー(アニメ) 効果モンスター 星2/炎属性/魔法使い族/攻 ?/守 ? このカードのレベルはスタンバイフェイズ毎に1つ上がる。(最高レベル12まで) このカードの攻撃力・守備力は、このカードのレベル×200となる。 このカードが攻撃表示で特殊召喚に成功した時、 相手フィールド上に存在するモンスター1体を破壊し、 その破壊したモンスターの攻撃力分のダメージを相手ライフに与える。 フォーチュンレディ モンスター破壊 レベル変動 下級モンスター 炎属性 直接ダメージ 能力変動 魔法使い族 同名カード フォーチュンレディ・ファイリー(OCG)
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モバイル・レディ ◆2kGkudiwr6 先ほど自ら破壊した寸胴の小型自律行動メカには目も繰れず、先ほど発射した武器を付け直す。 乾坤圏というこの武器、予想以上に体力を消耗する。威力こそあるが乱用は避けるべきだろう。 一応、回復する手立てはある。先ほど破壊したメカの所持品であったエリクサーと呼ばれる薬品だ。 説明によれば、これは体力と魔力ともに全快する薬品だと言う。しかし、これに頼るのは危険が過ぎる。 一回で全回復できるが、それが一本しかない。つまり、回復は一回しかできない。 魔力が全快のときに、傷の回復のため飲むのはベストかベターか悪手か。出来うる限りタイミングを計らねばならない。 その点から考えても、乾坤圏はここぞという場面でのみ使うべきである。先ほどのように。 幸い、補助の武器はある。倒した相手の支給品の一つには質量兵器があった。 文字通りの拳銃だがサイボーグ対策のために設置された機関が使用する特殊仕様であり、 多少の装甲は撃ち抜ける程度の威力だと言う。補助には問題ない。 また、生体センサーという有用なアイテム――こちらは元々持っていたものだが――もある。 所持者以外の生体が接近した場合、振動して知らせるものだ。不意打ちはある程度これで防げるだろう。 ただ、先ほど破壊したメカには反応していなかった。生体でなければ反応しない、ということだ。 結論。有用な装備・道具に恵まれてはいるが、確実な戦果を期待できるものはない。 任務続行に関しては今後も警戒を払って行うべきだろう。 私――タイプ・ゼロはそう結論し、歩き出した。 ■ ともかく、オイラは武美とか言う女と組む事になった。 コイツは戦えないそうだし、見る感じ普通の女と変わんない以上オイラが頑張るしかないだろ。 ……だから、もしコイツがいい武器を持っていたら是非とも譲ってほしいもんだ。暴れたいし。 ちなみに、オイラに支給されたもので他に武器と呼べるものはウィルナイフなるナイフ一本。 なんでも切れる剣がある以上いらないけど……まぁ、予備にはなるか。 「武美はなんか武器ねえのか?」 「ええっと……」 言われてPDAをいじり出す武美。どうやらまだ確認してなかったらしい。 ……土壇場慣れしてねえな、こいつ。 「なになに、るがーみにじゅうよん? ……セミオートライフルだって」 「ライフルねぇ……悪くはねえんだけどなー。 やっぱオイラには連射して弾をばら撒く方があってるぜ」 オイラとしては一気に広範囲をぶっ飛ばせる銃の方がいい。 ガトリングがあるのにわざわざ普通のライフルを持つ必要があるものかと言えば、疑問だ。 それに、アポロマグナムとやらは二十二口径にも関わらず戦車をぶち抜ける威力らしい。 わざわざライフルも持つ必要はねえだろ。 その後も色々と聞いてはみたが、結局オイラの好みに合うようなものはなかった。ちっ。 とりあえず武美の希望で市街地(つまり西のコロニー)へと歩き出すことになったものの、 黙ってるのもあれなので互いの生い立ちとかそういったことを話す事になった。 武美から先に話すことになったが、コイツは自分を作ったとこから逃げ出して普通に暮らしているらしい。 もっとも、こっそり自分の能力を使って金稼ぎしてるらしいけど。 株で儲けたりクイズでカンニングしたりしてる辺りちゃっかりしてやがる。 ネットでロボットが暴れるのを観測したって記録を見つけたこともあるとか。それ、なんてガン○ム? ……まあ、オイラたちがやってたことを考えればそんなのあっても不思議じゃない。 案外、オイラ達がやってた騒ぎもコイツに知られてたりするのか? 「ま、せっかくおかしな力を持っちまったんだからそれを使って楽しく暮らすのは悪くないだろ?」 「へへ、ありがと。 そういうクロちゃんはどんな風に使ってるの?」 「そりゃあ、街中でガトリングぶっ放したりとか。生身の頃から銃は撃ってたけど」 「…………」 呆れられたのは気のせい……じゃねえな。 さて、流れとしてはそろそろオイラの番なわけだけど……どっから話すか? そう思った、矢先だった。 オイラにとっては聴きなれた音が鳴って、地面が抉れた。 「……え?」 「隠れろ!」 「わ、わわ!!」 呆然としてた武美を蹴飛ばして木の影に隠れさせる。 二発目着弾。幸いなことにこっちも外れた。オイラもすぐさま同じ木の後ろに隠れる。 「なに、なになに!?」 「敵だろ、どう見ても!」 「猫なのに気付かなかったの!?」 「夜目は利かないんだよ!」 文句を言う武美に怒鳴り返しながら、アポロマグナムを構えつつ銃声の方を確認。 相手は撃つのはへたっぴらしい。らしいが……夜目は恐ろしく効いている。 オイラには相手がどこにいるか全然見えねえのに、相手はオイラ達がいる場所を完全に把握して撃ってやがる。 オマケに、銃声からすれば相手の得物は拳銃らしいのに。 「うおっ!」 「きゃあ!?」 背にしていた木があっさり砕けやがった。普通の拳銃じゃねえ。 幸いなことは、射程は大して無さそうなこと。実際弾も逸れまくってる。その辺は普通の拳銃らしい。 だが生憎、夜目が利かないオイラじゃここから狙う……てか、相手を見つけるのはムリ。と、なれば…… 「武美、遠くに離れてろ。邪魔だ」 「え……クロちゃんは?」 「決まってんだろ? 暴れに行くのさ!」 ニヤリと笑みを浮かべて、一気に飛び出した。 見えないなら、近づいて相手を見つければいいだけの話。 それに、相手が銃を撃ったこともないようなド素人なのはとっくに分かってる。 なら、オイラが相手を見つければそれで終わり。銃の腕でも威力でも負ける気はしない。 突っ走るオイラは相手には丸見えなんだろう。乱射してきたが……ほとんど当たってない。やっぱ素人だな。 が、下手な鉄砲数撃ちゃ当たる。右腕に一発当たったのに気付いて、顔を顰めた。 「ったく、効くぜ……」 予想通り、普通の拳銃じゃなかった。少し装甲がへこんでやがる。さすがに喰らい続けるのはお断りだ。 けど、それだけの成果はあった。おぼろげに相手の輪郭が見え始めて…… 「ってオイ、待てコラ!」 相手はあっさり逃げ出した。しかも予想以上に速い。足につけてる変なパーツのせいか? 張り合いがねえなぁ……そう呟いてから気付いた。逃げるには足音のする方向がおかしい。 遠ざかるというよりは、まるで迂回しているような。 そのまま僅かに響き続ける足音……その方向に気付いてぞっとした。 「……んのヤロー!」 慌てて追いかける。遮蔽物を使って身を隠す、なんて余裕はない。 足音が聞こえる方向は横へと変わっていた。相手は、オイラを無視して武美へと向けて走ってやがった。 ……これも、狙い通りだったんだろう。 待ってましたと言わんばかりに相手が拳銃を乱射してくる。とっさに避けたが反撃する余裕は無い。 そうしてなんとか姿勢を直した時には、相手はまた夜闇に隠れている。 「ったく、これだから一緒に行くのは嫌だったんだ!」 吐き捨てる。 相手の戦い方はどこまでも合理的で冷静で、だからこそ腹が立つ。 オイラが狙いに乗って不利な戦い方をしなければ、武美を狙うってわけだ。 相手は武美どころかオイラより足が速い。夜目も利く。完全にあっちのペースだ。 ついでにいえば、後ろを気にしながら戦うこと自体性に合わねえ。好き勝手暴れたい。 せっかく三連射できる武器だってのにまだ一発も撃ってねえぞ畜生。 アポロマグナムとガトリングを連射してそこらへんの木を全部無くすことも考えたけど、 どっちみち夜目が利かない以上相手を見つけられない。オイラが隠れられなくなるだけだ。 ……そうこうしている間にも相手は走り出してやがる。多分狙いは同じ。 ごていねいに足音を響かせているのは脅迫ってことか。 相手の速さを考えれば、音だけ頼りにして適当に撃っても当たるとは思えない。 いくら威力が高くても三連射が限界の二十二口径であることは変わらない。弾をばら撒ける範囲が狭すぎる。 ガトリングはその点なかなかだが……もっとわかりやすいやり方がある。 ――要するに。この辺全部明るくしちまえばいい。 走り出す。 再び相手が乱射してきた、が。オイラは回避行動を取らず、後ろを向いた。 「こなくそっ!」 「…………!」 そのまま銃弾を喰らいながらも、尻尾ミサイルをぶちかます! 狙い通り盛大に爆発。放っておくと火事になりそうだが無視だ。というか、火事になっちまえ。 爆発はそれほど相手にダメージを与えなかったらしいが、それもいい。 一瞬だが爆炎に照らされた青色の髪の女をオイラの目は見逃さない! すぐに暗くなっちまったが構うもんか、適当にアタリをつけてアポロマグナムを三連射。 同時に全力で走り出して……やっと見つけたぜ。 見る限りマグナムは当たらなかったみてえだが牽制にはなったらしい、 ようやく顔を拝むことになった相手は回避行動のために体勢を崩し、銃を構えていない。 ならやることなんて決まってる。アポロマグナムをぶちこもうとして…… 「いっ!?」 いきなり相手が腕輪を撃ち出した。しかもオイラのロケットパンチとは威力が違うってレベルじゃねーぞ! 幸い少し右腕を掠めた程度だ、大した怪我はない。 ……いや、オイラ自体は無事だったけれど。つけていたアポロマグナムが取れた。すぽんと。 そのまま遠くに落ちるアポロマグナムを見て、ここはボンボンじゃないからか?なんて考えが一瞬掠める。 が、今はそんなことを気にしている場合じゃない。のんびりしていたら追撃されて終わりだ。 回収している余裕は無い。もう一つの武器、なんでも切れる剣を取り出そうとして―― 「な、ない!?」 腹に入れた手がスカっと空を切った。あんのクソハゲ、盗んでやがった……! ウィルナイフを入れておけばよかったと思うが後の祭り。 相手の女が他の腕輪を撃ち出そうとして…… 今までとは違う、銃声が響いた。 ■ 木を背後の支えにし、立膝姿勢をとる。変形膝射の形。 森林、夜闇。この条件ならばこの距離でもそうそう見つからないものだが、高低差がない。 さらに相手の視力が――自分のように――異常ではない保証もない。 すぐに木の影に隠れられるような形を取るほうがベストだろう。 できるだけ木や骨に上手く体重を掛けられる姿勢を探りながら、銃を構える。 スコープなしのライフルで狙撃するなど通常行うことではない。 しかしこれ以上の狙撃向きな武器はここにない。土嚢すらない。 そもそもこれは自分のものではないのだから、高望みすべきではないだろう。 「ねえ……大丈夫なの? クロちゃんに当てたりとか」 「黙っていろ」 脇にいるモノも観測手の役を成すには無能すぎる、と断言できる。これは高望みしても罰は当たるまい。 狙撃を行う際に雑音は邪魔でしかない。それこそ、狙撃の際は心臓の音でさえ雑音になりうるのだ。 全身全霊をスコープ(もっともルガーにスコープはないので、この場合照星になる)に集中し、 ターゲットとスコープの十字(ルガーにおいては照門)の一致を待ち、維持する。それが基本。 通信などそういった雑音を処理してくれる観測手は優秀だが、それどころか雑音を作るような観測手はお断りだ。 ……もっとも。自分を殺す術にならば長けている。 照門と照星を一致させる。そして支点を大事にしつつ銃を微妙に動かし、相手の姿が一致するのを待つ。 距離はかろうじて頭が判別できる程度。紫、あるいは青色の髪が視認できるだけだ。 夜の暗さを考えれば、距離は恐らく200m前後。ヤードに直せば約220。 今が昼で尚且つ静止目標ならば、それこそ十発撃って十回当てる自信がある。 しかしこの夜闇、そして森林は実際の距離以上に狙撃手の発見及び狙撃の成功を難しいものとする。 更に、相手である人間(である保証はないが)は通常のそれより遥かに機動性がある。 しかも小刻みに多方向へ動いている以上、クレー射撃とはレベルが違う。当てるのは間違いなく難しい。 しかし、プラス要因も相応にあるのも事実。 一つ、自分は通常の人間より遥かにいい視力をしている。特に動体視力は、銃弾を切り払えるほどに。 二つ、ここは宇宙空間の中の密閉コロニー。ゆえに、風に左右される心配が少ない。 三つ、クロなる猫型サイボーグは遠距離戦が得意ゆえか射撃戦を重視しあまり動かない。誤射の心配を減らしてくれる。 そして四つ―― 脳よりむしろ脊髄が命令を下した。 指が引き金の遊びを無くす。銃身から放たれた銃弾は――果たして、相手の腕を掠めただけだった。 致命傷どころか、腕を動かすことさえ仔細あるまい。 ――だが、失敗ではない。ベストではないが、ベターだ。 そのまま素早く木の影に隠れる。しかし……隠れる寸前、僅かに見えた相手の顔の動きを見て、オレは状況を察した。 「……位置を勘付かれたか」 「え、うそ!?」 脇にいるものはいちいち声を上げる。もっとも、彼女にはともかく自分にとって別段不思議なことではない。 この距離、夜闇でも容易く視認できる機能を持っているのだろう。現行技術でも可能なことだ。 しかし――オレにとっては予測どおりに、だが――向こうで戦闘が再開された。 「……でもこっち来る様子ないけど」 「当然だ。主目的は威嚇に過ぎん」 彼女の言葉に、短い言葉のみを返す。恐らく、相手は撤退を開始したはずだろう。 四つ目、無理に致命傷とする必要はない。 致命傷でなくとも、当てることで――隙さえあれば、容易く射殺できるのだと相手に思わせられる。 むしろ、遠くから狙われているということを示すことこそが本義なのだ。 警戒する対象を二つに増やすことになった相手は、前衛のみに集中することができなくなる。 撹乱・士気低下という狙撃手の主任務は十分に果たした。とはいえ、第二撃も準備しておく必要はあるだろうが。 「……よくわかんないけど、クロちゃんはもう大丈夫なの? 「戦闘力から考えれば、恐らく」 「よかった。ありがと、プロフェッショナルさん」 「……なんだ、それは」 「だってまだ名前聴いてないじゃん。いかにもって感じでしょ。 こう呼ばれるのが嫌だって言うんなら、名前教えて欲しいな。そうそう、あたしは武美」 不快ではないが嬉しくもない。 自分がプロフェッショナルとして任務を果たすのは当然であり、そうでなければ存在する意義がない。 相手は名前を名乗ったが、本名を知っている以上偽名を名乗られても意味はない。 顔を見た時点で、彼女の本当の名前は知識から呼び起こしている。 ……気配を感じ、予定を変更して追跡するにはあまり価値のないものだ。 もっとも、オレが興味を抱いたのはむしろ猫型サイボーグのほうだが。 ともかく、自分の名を名乗り返しておく。 「……灰原だ」 「灰原さんね、うんうん。それにしても、あっさり信用してくれたね。あたしとは初対面なのに」 「経歴から考えればお前が殺し合いに乗っている可能性は低いだろう、モバイルレディ」 脇にいる女性――脱走したアンドロイドのうちの一人――に、オレは平坦にそう告げた。 ■ 「……逃がしちまったか」 舌打ちした。 よく分かんねえが、途中で放たれた援護射撃はオイラへと放たれたものじゃねえ。 これ幸いと追撃をかけたが、相手も不利だと感じたらしい。数分近くかけて結局逃げられちまった。 まあ、アポロマグナムが遠くに落ちたせいでウィルナイフで戦うしかなかったのも原因だけど…… 誰もいなくなった森でしぶしぶアポロマグナムを回収しながら、周囲を警戒する。 狙撃した奴が武美じゃないことは確実だ。あいつにそれだけの腕があるとは思えねえ。 できるんならもっと早くそれだけの実力を発揮してる。明らかに他の奴の仕業だ。 もっとも、そんなことをしていたのは……結果から言えば無駄だった。 「やっほー! 無事だった、クロちゃん!」 この辺にいるのは、武美一人だけ。第三者の気配はない。 舌打ちしたものの、とりあえず問いただしてみる。 「それより、さっき狙撃した奴はどこにいったんだ?」 「え? な、なんのことだか……」 「……どう聞いても銃声はお前が来た方向からしたぞオイ」 「えっと、風来坊…… そう、灰原さん、あ、これ助けてくれた人ね、は風来坊みたいな人で! 一人で戦うって言ってたんだよ」 「いるわけねーだろそんな奴。少なくともオイラと顔を合わせるくらいするはずだ」 ウィルナイフを腹にしまいながら突っ込む。この顔は嘘を吐いてる顔だぜ、明らかに…… 「クロちゃんはそんな感じだったじゃん」 「…………」 痛いところを突かれた。確かにそうだ。 「さ、それよりここは危ないからどっかいこ! さっきの爆発で人が集まるかもしれないし!」 「…………」 歩き出す――言うまでもなく早足で――武美を見て、オイラも肩を竦めながら歩き出した。 要するにそこまでしてこっから離れるほど、灰原って奴とは一緒にいたくないと。 無事だったところを見る限り……武美の敵じゃないが決して一緒にいたくはない奴ってことか。 ……どんな奴なんだ? ■ 明らかにクロちゃんはあたしの言葉を信じてないけど、ともかくついてきてくれてる。 質問する様子も無い。だからそれでいい。早足で歩きながら、あたしはさっきの会話を思い出した。 ――それだけで、腹が立つ。 「問題は無い。お前が殺し合いに乗っている可能性は低いだろう、モバイルレディ」 「え?」 それを聞いた時、空気が凍ったように思えた。実際に凍ったのは、あたしの思考だけれど。 モバイルレディ。大神があたしに付けたコードネーム。 あたしは友子達みたいにテロリストやってるわけじゃないから、大神についても詳しく知らない。 知らないけど、大神があたしたちに対してとった行動くらいは大まかに知ってる。 そして、あたしをこの名で呼ぶ奴がどんな奴らかってことも。 ……つまり、こいつは大神の一員。それに本当の目的を知ってるくらい、中枢にいるレベルの。 まずい、と思った。確かライフル以外にも、支給品の中に何か武器があったはず。 けど、今から出して間に合うんだろうか……そもそも、あったところで勝てるの? そう混乱するあたしを無視して、平坦に言葉は続く。 「CCRのリーダーとして、お前に関してはある程度報告を受けている。 能力、用途、そしてテロ活動を行った様子が確認されていないこともだ。 サイボーグ同盟の一員ならともかく、逃げ出したお前を積極的に殺しにかかる必要はない。 帰ってから今更テロ活動を始めようなどと愚かな真似はしないだろう」 ……思考の方向を慌てて切り替えた。 それは、つまり。 「……ここでは任務とか考えるだけ無駄だから協力しようってこと?」 「多少の差異はあるが、肯定だ」 思わず、溜め息。 まあ、CCRと組むなんて色々と嫌だけど……言っていることはおかしなものじゃないと思う。 まず生きてなきゃなんにも出来ないんだから。少なくともこの時はそう思った。 あたしが納得したのを理解したのか……クロちゃん達の方向に注意を向けながら、灰原は自分のPDAを出した。 「オレのPDAにルガーのIDを登録してもらいたいのだが」 「え……ああうん、いいけど」 PDAをぴぴっといじって、灰原のPDAにライフルのIDを入力する。 CCRの人間と一緒にするものとは思えないほど、まっとうな行動だ。 多少警戒が緩んだからだろう。思わず、PDAを返しながら愚痴っていた。 ……今思えば、しなきゃよかった。しなきゃこいつにとっての当然を知らなくて、普通に行動できただろうから。 「……なんでわざわざ警戒されるような呼び方したわけ?」 「他に信用するに足る理由がないからだ。組んでいるということは理由としては弱い。 殺し合いをするものが組むという可能性は低いがないわけでもない。二人程度なら特にな。 危険人物が組む具体例としては、サイボーグ同盟の不良品どもを見れば分かる。 ならば、あらかじめ明かしておくのが無難だろう。潜入を疑われては困る」 ……多少ムカつくけど、間違ってはいない答えだ。 答えるために友子達をごく自然にバカにする必要があったようには思えないけれど。 「……あたしがサイボーグ同盟みたいな考え持ってるかもしれないから殺しておくか、とは思わなかったの?」 だから、思わず言ってしまった。ここが、分岐点――互いの根本的な違いが、明らかになる場所だった。 「主催者への対策として情報分野の能力は非常に重要だ。 代用品が存在する可能性は極めて高いとはいえ、保険は掛けておくべきだろう。 ハッキングの方法や道具……あるいは参加者が他に全くなければ詰む」 ……かなりムカつく言い草が聞こえたのは、幻聴じゃない。残念なことに。 反論する余裕も……いや、その言葉の意味を把握するより先に、CCRのリーダー殿はご丁寧にも続けてくれた。 「それに失敗作のお前を回収したところで、大神グループに大した利益はあるまい」 「…………!」 唇を噛む。 保険。失敗作。だから殺す必要はない。 こいつにとって、あたしのその存在はその程度でしかない。 しかも何よりムカついたのは、表情と声音だった。 どこまでも冷静。どこまでも冷静。どこまでも、日常通り。 コイツは馬鹿にしようと思って言ったんじゃない。いや、そっちの方ならまだ慣れてるからいい。 コイツにとって、サイボーグ同盟のみんなを見下すのは息をするくらいに当然のことで。 あたしが失敗作なのは、日が昇ることくらいに常識なんだ。 ――ああそうだ、分かってる。自分が失敗作だってことくらい。 ……けど、何の心の準備もなく。 他人から当然のようにそういわれて平気なほどに、あたしは強くなかった。 そして、何よりむかついたのは。 こいつはそんなあたしの思いを全く汲み取る様子もなく……表情一つ変えずに、向こうを見ていた。 「……猫型サイボーグが相手の撃退に成功したようだな。 紹介を頼みたいところだが」 「……どっか行って」 「む?」 「あんたとは組まないって、そう言ってるの!」 気がつけば、そう叫んでいた。 手が、声が震えている。 馬鹿げている。間違っている。そんな理屈を、感情が凌駕する。 ……だから、目の前にいる奴は理解できないって顔になる。 「……自らの能力の程度は理解しているだろうし、私達が組むことに関しても」 「耳悪いわけじゃないでしょっ……!!」 この時ばかりは、泣けないことに感謝した。 こんな状況で目が涙で滲んでたりしたら、情けないにもほどがある。 ……もっとも表情を見る限り、相手はあたしのことを情けない奴と思ったらしいけれど。 「寿命タイマーを仕込まれていながら大神に反逆しなかったことから察するに、 他の不良品どもよりまともに物事を考えているだろうと判断していたのだがな。 あの猫型サイボーグの戦闘力はなかなか惜しいものだが……まあいい。 互いに死んでいなかったならば再び巡り合うこともあるだろう。 ルガーの譲渡、感謝する」 そう冷たく告げて、灰原はどこかへと消えていった。 温かみなんてないどこまでも事務的な口調、どこまでも論理的な行動に、 僅かな――けれど確かな、見下した音色を込めて。 一つだけ、決めた。 ……生き残ってやる。絶対に。 ここから脱出するためのすごい功績を残して。 そうして胸を張って風来坊さんのところに帰ってやる――絶対に。 【E-7/一日目・黎明】 【クロ@サイボーグクロちゃん】 [状態]:装甲各所に軽い凹み [装備]:アポロマグナム@仮面ライダーSPIRITS、 ウィルナイフ@勇者王ガオガイガー(なんでも斬れる剣があった場所に収納) [道具]:支給品一式、ランダムアイテム1(武器ではない) [思考・状況] 基本思考:ハゲ(シグマ)をぶちのめす! その後剛を殴る。 1:とりあえず、ハゲ(シグマ)の居場所を探る。そして暴れる。 2:ミーと合流して、爆弾を何とかする。 3:とりあえず、今は武美を深く追求する気はない。 ※内臓ミサイルは装備されています。尻尾ミサイルは使用済み。 ※ガトリングやなんでも斬れる剣が没収されていることに気づきました。 ※参加時期は異世界編(五巻)終了後です 【広川武美@パワポケシリーズ】 [状態]:健康 [装備]:なし [道具]:支給品一式、ランダムアイテム1~2(クロ好みの武器はないが武器は最低一つある) [思考・状況] 基本思考:絶対に生き残り、ここから脱出する。 1:シグマの居場所を探る。そのため市街地に移動したい。 2:元の世界のあの人のところに戻って、残り少ない人生を謳歌する。 【F-6/一日目・黎明】 【灰原@パワポケシリーズ】 [状態]:健康 [装備]:リシュウの仕込み杖@スーパーロボット大戦シリーズ スタームルガーミニ14(残弾29)@現実 [道具]:支給品一式、ゆうしゃバッジ@クロノトリガー [思考・状況] 基本思考:シグマとその協力者達の捕獲、不可能であれば破壊して本社に帰還する。 未知の技術の情報収集、及び回収して大神に持ち帰る。 1:空港を目指し、情報を集める 2:使えそうな人材の確保、油断はしない 3:この戦場からの脱出 ※本編死亡後からの参戦です ※武美にあるのはせいぜい保険程度の価値だと思っていますが、クロはそれなりに高く評価しています。 【E-6 森林/一日目・黎明】 【ギンガ・ナカジマ@魔法少女リリカルなのはStrikerS】 【状態】左腕にかすり傷と切り傷、右腕に軽い火傷 疲労(大) 【装備】フットパーツ@ロックマンエックス、乾坤圏@封神演義 Glock 19(CCR仕様、弾数2/15)@パワプロクンポケット8、 予備マガジン4、生体センサー@メタルギアソリッド 【道具】支給品一式×2(ギンガ、王ドラ)、エリクサー@クロノトリガー、不明支給品0~1 【思考・状況】 基本思考:敵(ナンバーズ以外)の破壊 1、敵を探し、破壊する 【エリクサー@クロノトリガー】 スクウェアお馴染みのHP・MPを全回復するアイテム。一本だけ。 【Glock 19(CCR仕様)@パワプロクンポケット8】 弾数15発の自動拳銃。予備マガジンは五つ(だったが一つ消費)。形状などは一般的なものと変わらない。 ただしCCRの使用する火器はサイボーグを一発で撃ち抜ける威力を保持しており、 パワポケ世界の技術水準を考えても現実のそれより威力は高いと思われる。 【生体センサー@メタルギアソリッド】 敵兵が接近すると振動し、敵兵が近づくに連れて振動が強くなる。 【スタームルガーミニ14@現実】 セミオートライフル。弾数30発。 【ウィルナイフ@勇者王ガオガイガー】 サイボーグ化した凱が左腕に収納しているもの。 凱の意志次第で切れ味が変わる他、凱が感知できる特殊な電波を発信している。 時系列順で読む Back Kokoro Next 君の歌声に誘われて 投下順で読む Back Kokoro Next 君の歌声に誘われて 007 猫と女と太陽と クロ 067 そいつは人情派サイボーグ 007 猫と女と太陽と 広川武美 067 そいつは人情派サイボーグ 012 暗闇の旅路 灰原 069 死体を前に、灰原は問う 006 ギンガ幻影 ギンガ・ナカジマ 065 全ては、破壊のため
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レディパステル(メス) 属性 副属性 タイプ 副タイプ レアリティ コスト 天 地 バランス 芝 L☆6 34 レベル スピード スタミナ 根性 適性(重/芝/ダート) 距離/ベスト 1 516 774 258 普通/得意/得意 1,600m~2,500m/2,400m 99 2322 3096 903 スキル 天のミラクル(全てのブロックを天と回復ブロックに変化、1ターンの間、天属性のスピード2倍)/- Lスキル 安定の守り(【効果1】バランスタイプのスピードが3倍、スタミナが4倍になる。【効果2】全ての敵馬のスピードが0.4倍になる。)/- ☆5進化素材 オークス オークス オークス オークス 優勝盾(天) ☆6進化素材 オークス オークス オークス レジェンド像 レジェンド像 入手方法 イベント限定ガチャ
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ID.3201~3300 神秘のジャズメン:ファーストレディ ステータス ステータス No 3281 Lv 99 Rare ☆6 属性 水 種族 妖精 COST 1 最小HP 1766 最大HP 3531 限突最大HP 3884 最小ATK 1135 最大ATK 2269 限突最大ATK 2382 Limit Over 10 Charm 100.0 スキル スキル リーダースキル - - アクティブスキル - - ターン 最大 - 最小 - スキル1 NS:クリスタル・ソング 敵単体に水属性の大ダメージを与える スキル2 - - リンク リンク リンクボーナス LV HP ATK 1 191 0 99 738 0 レースボーナス ・HP+500 リンクスキル LiS:クリスタル・ソング 敵単体に水属性の大ダメージを与える リンクパッシブ LiP:リンクハンズ:アサルト8/120 攻撃時のトータルHANDS数が8以上のとき、ベースユニットの攻撃力が1.2倍になる その他 入手方法 NewDebutスクラッチ プロフィール プロフィール || 関連 ID.3201~3300 備考 コメント 名前 コメント
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/⌒ヽ _ / ミ.i/ /  ̄,.ミー、 i { / / \ ヽ ハ /V^Y{_!_ i {ミ、,! } ', ', { ゞ-! ` } ,. イ_i | ', ヽゝ' ヽ ーイ ヽ! ヽ / ー-->- ´__ー- .. _/三三>! ヽ `ー ___ ,,.ォ≦/i///∧ i ー ,..ィ//// , |////∧ { , \ {//// . ; . !/////,ヽi ! .\ ヾー-- V//{ . i . V//////}.i、___ .ィ| ヽ ヾ/! _ _ ノ ヽ ...\/////}ニニニニ! \ } \// .|ニニニニ! ヽ \ ! V ', | ', , ; {_ { _} ! ', ! i ', ハ _ .', _} ヽ } ! } /! i / ', _ .', ', .\! ! } / | / /ニニハ i! ) \ | / | / /ニニ/ } / ヽ ! .//i , ニニ/ .i ヽ / ./ / \. / ! ! ヽ }ミ三三三三三彡 / ', / / | \ ,イ i < / ', {-一' ミ、 / 三彡 ! ∨ ', {! ', /^i ! 、 〉 } i ト' / | ハ 〉 ! ! ト! / .! ;  ̄´ ; / | ; ; / ! ; ---------------------------------------------------------- 【名前】 アサシン ♀ 【アビリティ】 『必殺』・・・攻撃が急所に当たった時稀に相手を即死させる (タスキ、がんじょう等で耐えることは可能) 『殺し屋』・・・場に出たとき高確率でクリティカル率が上昇する 『闇の怨敵』・・・天候が「晴れ」に変化したとき全能力値が下がる 『白日嫌い』・・・天候が「晴れ」の時攻撃前に怯み判定が発生する 『闇払い』・・・天候が「晴れ」の時ゴーストタイプの技の威力が半減する ---------------------------------------------------------- 【備考】 『才芽解析』で見た際は【一撃で仕留めることに特化してるかのように】と言われていた
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ノーマネー弥生:カラミティ・レディ2 攻略 合計40枚+13枚 上級00枚 下級20枚 エレキンギョ エレキングコブラ×3 エレキンメダイ 黒蠍-棘のミーネ×3 ハイドロゲドン×3 フレムベル・グルニカ×3 フレムベル・ヘルドッグ×3 フレムベル・マジカル×3 魔法12枚 強者の苦痛×3(D) 禁じられた聖槍×2 サイクロン×2 収縮×3 増援 ハリケーン 罠08枚 神の宣告 銀幕の鏡壁 聖なるバリア-ミラーフォース- 奈落の落とし穴×2 モンスターBOX×3 エクストラ13枚 エレキマイラ×2 エレキリム×2 エンシェント・ホーリー・ワイバーン×2 ギガンテック・ファイター×3 氷結界の龍 ブリューナク カチコチドラゴン×3
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マーシフル・レディバグ C 光文明 (1) クリーチャー:グランセクト/チームフィオナ 2000 ■ブロッカ- ■<マナライズ>(このカードのコストを支払う時、バトルゾーンにある自分のクリーチャーを、自分のマナゾーンにあるかのようにタップしてもよい) ■このクリーチャーは、相手プレイヤーを攻撃できない。 作者:wha +関連カード/0 カードリスト:wha 評価 名前 コメント
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No 名前 ★ コスト 属性 タイプ 限界突破 HP アタック ガード 0047 フリーズアサシン ★☆☆☆☆ 4 氷 アサシン - 75 11 5 スキル Lv:-- 氷の力★1 氷属性メンバーの攻撃力+20% Lv:10 氷の力★2 氷属性メンバーの攻撃力+25% 暗殺者の一族。体からあふれ出る氷が隠密行動しづらくしている。